タミフルによる異常行動について

タミフルの異常行動は真実なのか

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タミフルはインフルエンザ治療における画期的な新薬として、市場に出たときから高い注目を浴びてきました。
インフルエンザは古くからある病気であるものの、その治療に際して有効性の高いものがない状態が長らく続いてきました。
タミフルに先んじて登場した同種の治療薬もありましたが、吸入薬であるため日本人にはなじまず、あまり注目を浴びませんでした。
そのため、経口薬として登場したタミフルが高い注目を浴びることになったのです。
しかし、世の中で使用されるようになると、臨床試験では見つからなかったような副作用がよく見つかるものであり、その一つとして異常行動が疑問視されるようになりました。
未成年のインフルエンザ患者がタミフルを服用した際に、異常行動を起こしてしまい、ひどい場合には転落死を起こしてしまうという事件が相次いだのです。
これによってタミフルは異常行動を副作用として誘発するのではないかと疑問視されるようになり、類似した事件があると事細かにニュースや新聞などで取り上げられるようになりました。
インターネット上で口コミにより類似した経験も報告されていくことで、そのつながりがあるのではないかということが世の中の理解になってきていました。
一方で、その因果関係の研究も進められたものの、根拠となるような結果が得られず、因果関係はないとされています。
タミフルと異常行動が結び付けられたことによって、愉快犯や模倣犯が登場した可能性も否定はできません。
精神的な影響というのは正確に定量するのが難しいため、本当に精神的に異常が生じてしまっていたかどうかすらわからないことが多いのです。
現状としては因果関係はないものとして扱われていますが、未成年の服用時には親が目を離さないようにするよう指導しているのが現状です。